グランピングコンサルが教える遊休土地の活用事例

遊休土地の広さに応じたグランピング施設の展開事例

いいロケーションなのに活用がなされていない遊休地。日本全国どの自治体でも共通している課題とよく耳にする。

特に地方自治体では「遊休資産を活用し、観光面で活性化につなげたい」という話は近年、増えている。

この点でもグランピングは特効薬となるケースが多い。どんな場所でも必ず成功するわけではないが、魅力的な事業ができるか否かの判断基準を紹介したい。

 

 

条件が整えば300坪からでもグランピングは成立する

新規事業でグランピングを開業する場合は、客室数は最低でも5室以上が望ましい。

専属のスタッフを雇い、入浴設備やトイレ、管理棟の整備費用に必要な投資を考えると、客室数が少なすぎると、利益確保ができないからである。

ただ、近隣にグランピングを運営できる宿泊施設事業者などがあれば、話は別である。受付・精算業務や食事提供、また敷地が隣接しているケースなどは入浴設備やトイレの兼用が可能となる。

この場合は3室程度でも運営は可能。実際にホテル事業者がホテル隣接地にグランピング施設を展開している事例は豊富に存在する。ホテル事業者にとって、グランピング施設はシナジー(相乗)効果を発揮するケースが多い。

 

 

規模が小さなグランピング施設の集客方法は

ニュース性が乏しく小規模なグランピング施設は、どうしても競争に弱い。

旅館業法など営業許可をクリアして楽天トラベルやじゃらんに掲載しても、在庫数の少ない施設の上位表示は難しい。

この場合、徹底的な差別化ポイントが必要で、今のところ、ペット可・犬同伴専門のグランピング施設がうまくいく可能性が高い。

供給が少ないのもあるが、ペット同伴のユーザーは比較的高齢のケースが多く、平日の利用を見込むことができ、高稼働が期待できるためである。

ドッググランピング京都天橋立では、客室はわずか3在庫ではあるが、閑散期の10月でも70%を超える稼働率を達成している。

 

 

公営キャンプ場からグランピング施設へ業態転換

国内のキャンプ場の半数以上が公営施設である。

日本国内のオートキャンプ場の平均稼働率は近年上昇傾向にあるが、それでも12%~13%。

サイト利用料は5,000円~6,000円。平均年商は2,000万円。

公共性重視から価格は上げられないというケースも多いかもしれないが、このままではキャンプ場運営者は高齢化が止まらないだろう。

グランピングへの業態転換を進めれば、5倍~10倍程度の売上が見込め、若い人材の定着や来場者増加、町おこし的な事業やイベントによる周辺地域経済への貢献も期待できる。

関心のある方は是非、声をかけて頂きたい。

 

→キャンプ場再生に関するお問い合わせはこちらからどうぞ

 

 

冬季閉鎖の大規模キャンプ場は“半”遊休資産

50サイト以上あるキャンプ施設でも冬季休業している施設は案外多い。

ハイシーズンにキャンプにいっているユーザーは冬季、快適な環境を求めてグランピング施設を利用している。

伊勢志摩エバーグレイズや北軽井沢スイートグラスは冬季でも繁盛しているが、属性的に冬季のユーザーはキャンパーが多い。

キャンプ施設として運営しているから無駄がないというわけではない。冬季の地域活性化を考えれば、断然、キャンプ場よりもグランピング施設の方が貢献度は大きい。

 

 

グランピングのフランチャイズ的な展開事例

私達は、2019年から本格的にグランピングをレベニューシェアするビジネスモデルを立ち上げた。

ややフランチャイズ方式と似ているが、屋号やブランドの統一は必須ではなく、運営主体企業の意向にそってグランピングを開発している。食事メニューも画一的なものではなく、その地域の名産品を極力取り入れた地産地消を実現している。

一方で事業の成否を左右する集客については、当方が責任を負う形である。

グランピングもホテルや旅館と同様、WEB集客が中心。このWEBマーケティングの領域は、かなり専門性が高く、難易度も高い。

メディアへの露出やSNS広告、リスティング広告など幅広い手法を組み合わせる必要がある。

幸い、4年間のグランピング施設の集客経験と構築してきたサイト網から、集客責任を負うというリスクがとれるレベルに到達できたのではないかと思う。WEB集客にはストック効果や規模の経済が働くため、継続的な積み重ねが今後も必要である。

また当社は集客だけでなくエリアによってはオペレーター業務(運営代行)も受託可能であり、グランピング事業に興味をお持ちの方はぜひ、検討・ご相談ください。

 

→グランピング施設の集客支援や運営代行に関するお問い合わせはこちらからどうぞ

 

グランピングって将来性ある?

よく「グランピングは一過性ブームで、3年後、5年後はどうなっているかわからない」という方もいる。

この見解は個人的には違うと感じている。

今、グランピングに興味をもち、利用を始めたユーザーはもともと、リゾートホテルや旅館を利用していた層が多い。最近はオートキャンプを楽しんでいた層が快適性を求めてグランピングを楽しむ事例も増えている。

グランピング自体が成長する、衰退するということより、常に新しいものを提案し、行動に移していける宿泊事業者が生き残る。

少なくとも多くの旅館や大型ホテルは経営者が高齢化しており、若い経営者が多いグランピング施設の方が有望に思える。

収支モデルや供給量からいえる成長性を考えても、グランピング業界の成長はしばらく続くのではと思うのだが、いかがだろう?