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ドームテント型グランピング施設 企画開発プロデュース成功事例

当社には全国から多数のグランピング開業に関するお問い合わせをいただき、その支援実績は準備中のものも含め、30施設を超えるようになりました。
グランピング施設の企画開発プロデュース企業としては、全国最大規模。
当社の特徴は、直営事業者だから知り得る開発や運営に関するノウハウと、自社で集客プラットフォームを抱える事で、開発から開業、運営、集客までを一気通貫で支援できる体制です。

この記事では、私たちが全国で手掛けた開発プロデュース施設について、事業規模や課題毎にご紹介しています。

 

成功事例①「グランドーム伊勢賢島」 東海エリアの人気施設は効率運営で高収益を実現

施設概要

・開業年 2019年4月
・開業地 三重県志摩市
・面積  約9,000㎡
・棟数  16棟

 

施設の特徴

東海エリア初のドームテント、本格的なグランピング施設として開業以来、名古屋はもちろん、大阪・京都からも注目を集める人気施設です。
当初は12棟のドームテントに、3棟のベルフォーステントの15棟で開業。現在は、タイプの違う全16棟のドームテントで構成されています。

企画開発ポイント

グランピング施設が最も効率的に運営でき、高い収益が期待できるのは、10~15棟の規模と考えます。
グランドーム伊勢賢島の場合、ドームテント12棟をメインに、ベルフォーステントを3棟プラスして、初期投資を抑え、計15棟で開業されました。

オープン後、稼いだ利益を施設のリニューアルにすぐ投入、ベルフォーステントを人気のドームテントに入れ替えられ、売上の底上げを実現しています。
ホテル跡地として建物が一部残っていたものを、管理棟として改修、全体予算を抑える事となりました。

カクーン製ハンモックやイグルー・アップル・デイベッド、デッキチェアなどインスタ映えのするアウトドア家具やオシャレなBARキッチンカーを配し、当初より若い女性ユーザーを意識した施設作りを行っています。

これだけの規模でありながら少人数運営が可能なのは、アクティビティの提供を地域事業者と連携してアウトソーシングしているからです。
伊勢志摩ならではのマリンアクティビティや、恒例のアコースティックライブは、自社で手間をかけずに運営されています。

集客はWeb集客に強い「ブッキングリゾート」が全て担当。ウェブサイトの構築・運営から、カスタマー対応やメディア対応まで全て対応しています。

大阪に本社のある運営会社は、初めて宿泊事業に参入されましたが、柔軟さと行動力、我々の開業サポートにより、開業から僅か1年で東海エリア屈指の人気施設に育て上げられました。

 

成功事例②「グランマーレ淡路」 小規模・高価格帯路線の新しいグランピングのスタイル

施設概要

・開業年 2021年9月
・開業地 兵庫県淡路市
・面積  約2,600㎡
・棟数  5棟

 

施設の特徴

2021年9月にオープンする淡路島初の直営施設です。全棟が大阪湾を一望できる客室温泉風呂のついた、リゾート感いっぱいの施設です。
施設は2棟のドームテントに、国内初の新型オリジナルテントを3棟配置。
いずれも、テント内部やアウトドアリビング、温泉風呂から海が一望できる絶景のロケーションです。
7月15日の先行予約の受付開始より、たった5日間で9月・10月の予約がほぼ埋まる、快調なスタートダッシュを切っています。

 

企画開発ポイント

たまたま近くを通りかかった弊社の代表が、この場所を気に入り、土地の所有者を探しあて、長期の賃貸借契約をすぐに結んだ経緯があります。
大阪や神戸から1時間以内とアクセス良好、オーシャンビューが人気の淡路島は、最近は土地の値段も高騰気味です。
良い土地があれば、他よりも早く契約する、決断力や行動力も開発業務には重要です。

当地は土地が狭く、多くのテントを張ることができない一方、グランピング施設の特性上、常時スタッフを雇用する必要があり、シミュレーションで期待通りの利益を得ることができません。
そこで、高級路線(高単価)にし1室当りの宿泊料を高めに設定、高価格で満足いただけるよう、施設投資を標準的なグランピング施設の1.5倍とし、投資回収計画を立てました。

 

成功事例③「グランドーム神戸天空」ホテル敷地の一画に人気グランピング施設を開業

施設概要

・開業年 2020年8月
・開業地 兵庫県神戸市
・面積  約5,000㎡
・棟数  11棟(開業当時は9棟)

 

施設の特徴

2020年8月にオープンした都市型グランピング施設は、神戸の中心地から約20分の好立地と眺望の良い土地です。
ホテル敷地の一画に建てられ、運営は当ホテル企業がされています。
好立地で移動にストレスがかからないため、平日も多くの方が泊まられ、予約の取りにくい人気グランピングとなっています。

 

企画開発ポイント

施設はホテルの一画に建てられており、温泉やフロント業務、食材の提供、リネンや清掃などの運営は全てホテルで行われており、施設全体で固定費を増やすことなく運営ができています。
ホテルや旅館にとっては、既存の設備やスタッフ、食事の提供体制が活用できるグランピング事業は相性の良い事業です。

ホテル部門は新型コロナウィルス感染拡大を受けて宿泊客が大きく減る中、グランピング施設については、テレビ情報番組の取材やGotoキャンペーンの効果もあり、開業後3ヶ月の平均稼働率が95%を超える驚異的な実績をあげて、グランピングが全体業績の下支えをする結果となりました。
9棟から開業されましたが、販売状況により2棟を追加、さらに犬との同宿施設を開業準備中です。

 

施設は山の中腹にあり、見下ろす神戸の夜景が綺麗ですが、一部に夜景の見えないテントがあり、当初は売れ行きが心配されました。夜景の見えないテントには専用庭と、プライバシーを確保したキャンプファイヤースペースを設けた所、他のテントと同等以上の人気部屋となりました。テントの配置や、テント毎のコンセプト作りなど、各棟の売上を最大化するためには細やかな配慮が必要です。

 

成功事例④「グランピングヴィレッジ茨城」既施設のリニューアル事例

施設概要

・リニューアル年 2020年10月
・開業地 茨城県北茨城市
・面積 約6,600㎡
・棟数 7棟

 

施設の特徴

グランピングヴィレッジ茨城は、北茨城の海岸線にある、ドームテント2棟、トレーラーハウス5棟に日帰り温泉、レストラン、ケーキショップの複合施設です。
グランピング施設や温泉風呂から眺める太平洋の絶景ビューが特徴、北関東を中心に多くの方にご利用いただく人気施設です。

 

 

企画開発ポイント

日帰り温泉施設とトレーラーハウス5棟で運営されていた施設に、我々の企画によりグランピングテントを2棟追加、施設名称も「トレーラーホテルラブソング」から「グランピングヴィレッジ茨城」に改名しました。

地元食材を使ったBBQメニューを弊社セントラルキッチンで企画支援、京都から一部食材の配送体制を確立しています。

株式会社ブッキングリゾートのリゾートグランピングドットコムに掲載して集客を強化、リニューアルオープン以降は、前年売上の5倍を上回る伸び率で推移しています。

 

成功事例⑤「グランシア別府鉄輪」公園PFI事業によるグランピング施設の先駆け

施設概要

・開業年 2021年5月
・開業地 大分県別府市
・面積 約15,000㎡
・棟数 14棟

 

施設の特徴

グランシア別府鉄輪は国内最大の別府温泉に誕生したグランピング施設です。
さすが別府ともいえる、当施設最大の魅力は、なんと言ってもグランピングテント各棟にある客室温泉風呂。雨天時も安心の室内BBQスペース、最大10名まで泊まれるような大型ドームテントで、快適でリッチなグランピングスタイルが楽しめます。

グランシア別府鉄輪のもうひとつの特徴は、日帰りBBQレストラン。最大40名が収容できる大型施設で地元大分のお肉や野菜を使ったBBQメニューが楽しめます。

 

企画開発ポイント

本事業は、大分県別府市のPark-PFI事業であり、公募対象公園施設として、グランピング施設やバーベキュー施設等の整備・運営に加えて、公園トイレ、エントランススペース、有料駐車場を民間企業が資金投下して整備・運営するものです。
実施主体は、上場企業の株式会社長大と地元別府企業が運営会社を設立、我々は開発プロデュースと開業後の集客支援を行っています。
本件のグランシア別府鉄輪や、大阪府泉南市の泉南ロングパークのように、これまで公費を投入し、毎年大きな赤字を出してきた公園施設等が、民間資金とノウハウを使ったPFI方式に移行すれば、都市周辺を中心に多くの公園型のグランピング施設がオープンするでしょう。

 

成功事例⑥「グランドーム滋賀高島」 地域ドミナント戦略で効率運営

施設概要

・開業年 2020年8月
・開業地 滋賀県高島市
・面積 約3,500㎡
・棟数 6棟

 

施設の特徴

琵琶湖畔に建つ全6棟の小規模グランピング施設です。
プライバシー空間を確保する、各棟にデッキ、BBQスペース、アウトドアソファとキャンプファイヤーが設置されています。中央の透明ドームのBARは、フォトジェニックで施設のシンボルとなっています。
琵琶湖の眺望をとるために、各棟のデッキを高く設定しているのも特徴です。

 

企画開発ポイント

グランドーム滋賀高島より車で2分の場所に、ドッググランピング滋賀高島(6棟)があり、スタッフと厨房機能を両施設で共有、小規模施設でも利益が確保できるように運営の効率化を進めています。
さらには、来年には新たに2施設が近隣でオープン予定、計4施設を高島で集中的に運営することにより更に運営の効率化を進めると共に、「琵琶湖グランピング=高島市」のブランディングを進めています。

グランピング施設を運営する事業者は、ともすればバラバラの地域に出店する傾向にありますが、むしろドミナント戦略を取った方が、運営面でも集客面でもグランピングの事業形態にマッチしているように思えます。

 

成功事例⑦「グランピングヴィレッジHAJIME」 施設内で全て完結するオールインワンサービス

施設概要

・開業年 2020年7月
・開業地 京都府宮津市
・面積 約10,000㎡
・棟数 15棟

 

施設の特徴

グランピングヴィレッジHAJIMEは、1haの広い敷地に3種15棟のテントを配した施設です。
テントはドームテントに、初登場のコクーンテント、サファリテント。
プライベートガーデン付き、専用ドッググラン付きと、多彩な宿泊形態がラインアップされています。

当社直営施設には珍しい、オールインクルーシブの料金体系を採用しています。

 

企画開発ポイント

「グランピングに眺望は必要?」
こういう質問をよく受けます。
「あれば望ましいが、絶対に必要という訳ではない」と答えています。
HAJIMEも、視線の先に海は見えますが、眺望に恵まれている訳でなく、海と施設の間には住宅が建っています。

このようなロケーションに立地するグランピング施設の場合は、視線を内に向ける事を意識しています。
それは、夜のイルミネーションであり、アクティビティセンター(管理棟)やキャンプファイヤー、透明ドームのBARであり、プライベートガーデンに、お子さん向けプール、時間貸しの温泉露天風呂でなどです。

大人から子供まで楽しみの全てが揃い、施設の中でグランピングの全てが完結、眺望が取れないハンデを補完しています。

 

成功事例⑧「ファームグランピング京都天橋立」 傾斜地・崖地にグランピング施設は出来るのか?

施設概要

・開業年 2019年6月
・開業地 京都府宮津市
・面積 約10,000㎡
・棟数 14棟

 

施設の特徴

食育グランピング「ファームグランピング京都天橋立」は、大人も子供も楽しめるグランピング施設です。
14棟の施設は、直径10mの超大型ドームテント(最大定員10名)や、直径7mのドームテントが2つ連なるツインドーム(最大定員12名)など、2家族や三世代などのファミリーグループや、大人数の卒業旅行に対応しています。
施設内にはクッキングテラスFUNがあり、野菜やフルーツを使った体験アクティビティや大人数でのBBQパーティーを行っています。

 

企画開発ポイント

ファームグランピング天橋立は傾斜地にあるグランピング施設です。
傾斜地のグランピング施設について、相談を受ける機会が多くありますが、開発工事費用、建設費用、さらには開業後の運営費については、あまり考慮されていません。

傾斜地の建設費用が高騰する要因は、ウッドデッキの建築費用や、上下水道などのインフラ整備費用、開発許可申請や造成工事にかかる費用など、初期投資全体で標準の2倍から3倍程度を見越しておく必要がありそうです。

さらに傾斜地の場合、運営に手間がかかり生産性が落ちるため、人件費を余分に想定する必要もあります。
総じて初期投資や運営コストの嵩む傾斜地のグランピングの場合、年間を通じて安定した売上をあげるために、閑散期となる冬や平日の集客対策がポイントです。
ファームグランピング京都天橋立では、最大で30名のパーティーが可能なBBQテラスを設け、企業や大学のレクレーション、結婚式など、平日利用のニーズに応えています。

 

成功事例⑨「(開発中)京都グランピング」 法令上の制限を受ける地域のグランピング

施設概要

・開業年 2021年12月予定
・開業地 京都府某所(開発中)
・面積 約9,000㎡
・棟数 10棟

 

施設の特徴

温泉地に立地するグランピング施設。全棟に客室温泉風呂を設置予定です。

 

企画開発ポイント

当地は「市街化調整区域」にあるグランピング施設です。
市街化調整区域では、無計画な開発や新たな建築物の建築を抑制し、全ての建築に開発許可が必要です。
そのため宿泊業(グランピング施設)の新規開業は事実上、不可能と考えられています(都市計画法)。

当地は、計画当初より弊社と地元建設業者が連携し、行政都市計画課と協議を進め、観光資源を活用し、地元観光産業に貢献することにより、特例で開発許可を受けながら新規開業の許可を受けました。

グランピング施設開業にあたっては、その地ごとに法令上の制限を受ける事になります。
テントメーカーやコンサル会社の中には、法令に関する知識そのものが欠如している企業も多く、彼らを使って開業準備を行うことは、結果的に法令違反となり危険です。
また設計士や行政書士など役所へ申請代行する資格者は、時に保守的となり開業の可能性を狭めることもあります。
当社では、直営施設開業に伴う、開発他の申請を数多く実施してきた経験を有し、開業のための現実的で実効性の高い支援をしています。

 

成功事例⑩「(開発中)静岡グランピング」 廃校跡地を活用したグランピング

施設概要

・開業年 2022年4月予定
・開業地 静岡県某所(開発中)
・面積 約10,000㎡
・棟数 15棟

 

施設の概要

廃校を利用した公募案件に、地元の不動産会社が入札、優先権を獲得しました。
現在、グランピング施設や、地元住民の憩いや交流の場となるカフェやカルチャーセンターの建築を進めています。

 

企画開発ポイント

廃校を活用してグランピング施設を開業する計画は全国に多数あり、当社にもご相談が寄せられています。
千葉県の高滝湖グランピングが廃校跡地に開業するなど、今後も多くの開業が見込まれています。
我々も静岡県の廃校に入札されたグランピング施設の開業支援を行っています。
廃校を活用したグランピング施設の開発では、初期投資が想定外に膨らむケースがみられます。

学校そのものが広いこと、校舎や体育館などの老朽化が進みリノベーション費用が膨らむことが理由です。
また行政の意向で、中にはほぼ収益を生み出さない交流センターや、ワーケーションスペースが求められ事業の足かせとなる場合もあります。
行政の意向に過剰に応えてしまうと、初期投資も膨らむうえに、運営コストも膨らみ、プロジェクトの失敗要因となり得ます。
本件施設でも、収益を生み出すグランピング施設への投資に集中し、外構工事や既存建物のリノベーションを最小限に抑える中で、現実的で実効性の高い事業計画を作成しています。

 

グランシーズでは、グランピング施設の開発支援を行っています。
詳細については、以下の記事についても参考にしてください。

https://glampedia.jp/aboutus

https://glampedia.jp/consulting

 

 

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