グランピング施設の集客はOTAに頼れない

黎明期のグランピング施設は物珍しさもあり、言い方は悪いが、どこでも予約で埋まったものだが、そのような時代は終わった。

2018年以降にオープンした施設は軒並み集客に苦戦しているという。

グランピング施設の集客方法について、まとめたい。

 

 

OTAとグランピング集客

OTAとは、Online Travel Agentの頭文字の略。インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと。つまり楽天トラベルやじゃらんなど、宿泊予約サイトと言った方が分かりやすいだろう。

 

このOTAであるが、結論から申し上げると、グランピング施設の予約は取れない。

一例をあげれば、我々が運営するグランドーム京都天橋立、令和元年8月の全予約に対するOTAからの予約割合は僅か6%だった。

これでは、集客施策の中心には置くことは出来ない。

 

 

OTAでグランピングの予約が取れない理由

予約が取れない最大の理由は、OTAの仕組みを理解すれば分かりやすい。

OTAは、取れた予約の一部を販売手数料として徴収する。OTAにとっての上客とは販売手数料を最大化してくれる相手、つまりは在庫数の多い大型宿泊施設となる。

 

となると、10棟前後しか在庫を持たないグランピング施設は、それなりの扱いとなり、予約サイトで上位表示されることはない。

 

 

グランピング施設は自社サイトで集客する

知名度の高いグランピング施設を調べていただきたい。

関東ならザ・ファームやツインリンクもてぎ、関西ならネスタリゾートやグラックス、もちろん我々のグランドームシリーズも。

これら有名施設はOTAに掲載されていない。

Yahoo!やGoogleからの自然検索により自社サイトに誘導し、そこから予約を取っている。

 

施設を作れば、予約で埋まる時代は終わった。

高収益施設となるには、自社サイトで積極的に予約を取ることがマストだ。

 

 

グランピングの集客に必要なSEO対策

2019年7月、東海エリア初の施設となるグランドーム伊勢賢島がオープンした。

実はオープン前の6月時点で、「グランピング 伊勢賢島」とGoogle検索すれば、並み居る競合施設をおさえ、既に1位に表示されていた。

これはプロのSEO対策専門業者に、高額なフィーを半年以上払い続けても、出来るかどうか分からないレベル。我々は、これを1ヶ月でやってのけた。

 

その結果、オープン初月から稼働率80%以上で運営。

長年のPDCAによる、確かな集客ノウハウがあるので自信をもって提案することが出来る。

集客面で不安を持たれる施設があれば、ご相談いただきたい。

 

 

検索されるグランピング施設となること

自社サイトのSEO対策とは、インターネットの技術論にとどまらない。

最も大切なことは、検索される個性的な施設となることだ。

 

多くのグランピング施設は、有名な観光地に立地していない。

つまり自社のグランピング施設が、目的地から、例えば箱根のような有名な地名から検索されないことは、ネットで集客を行う上での大きな弱点となる。

 

では、どうするか?

施設そのものを、目的地にする必要がある。

 

 

集約方法-グランピング施設の目的地化①

最も効果的な方法は、施設の名前を知ってもらうことだ。そうすれば、施設名で検索されるし、競合施設と比較されることもない。

 

先にあげた有名施設の場合、施設名による検索流入が全体の70%にのぼる。

予約をする人は、最初から施設を知っていて、名前で検索をしてサイトに流入しているのだ。

 

では名前で検索してもらうには、どうすれば良いか?

テレビや雑誌の取材、ブロガーやインスタグラマー、ネットメディアなどインフルエンサー

を使った、メディア戦略がカギとなる。

1施設につき4~5回、メディア登場すれば、認知度も上がるはずだ。

 

我々の場合、メディアに強いPR会社、インフルエンサーを組織化したPR会社とタイアップしてメディア対応している。

 

 

集客方法-グランピング施設の目的地化②

施設ならではの特徴があれば、例え名前で検索されなくとも、自社サイトへ流入が見込める。

また個性的な施設は、その分、メディアの取材も受けやすくなる。

 

例えば、愛犬やペットを連れてグランピングをしたいグループは非常に多い。

「ペットと泊まれる関東のグランピングは?」このようなキーワードでネット検索する層にアプローチができれば、その場所が観光地である必要はなくなる。

 

余談であるが、犬は人間より熱中症にかかりやすいという。

グランピング施設の稼働は季節変動が大きい。閑散期に愛犬グループを集客できれば、年間通して安定した運営が可能となる。

 

日帰りグランピングが可能な施設として打ち出すことも一案だ。

日帰りグランピングは、会社のイベントや仲良し家族グループなど、大人数を受け入れることも出来るので、効率的に売上をあげることが出来る。

 

日帰りでBBQが出来る施設を探す層に対して、少しリッチにグランピングを。

グランピング宿泊より、はるかに裾野が広いこの層には、ぜひアプローチしたい。

施設の認知度を高め、将来の宿泊客を取り込む効果も期待できる。

 

 

集客のためにウェブサイトは自前で制作

最後にグランピングの企画は、シーズン毎に目まぐるしく変わる。

ウェブサイトの更新速度を早くするには、サイト制作は自社で行うことが望ましい。

 

もう1点、サイトを訪れる人の6割以上はスマホからだ。

我々はパソコンでサイトを制作し、完成物をチェックする。

パソコンでは見栄えの良いサイトも、スマホでは全然ダメなんてこともあるので、ここも注意が必要だ。