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温泉?海辺?グランピング開発のロケーション選びで欠かせない5つのポイント

グランペディアでは650名の方にグランピングに関するインターネットアンケート調査を実施しました。(2020年7月実施)
回答者650名の男女比は男性が28.9%、女性が71.1%です。
また年齢層は20代~40代が9割以上を占めており、20代が35%、30代が45%、40代が15%です。おおよそグランピングの主要ターゲットに近い層からの回答となっています。

【質問】行ってみたいグランピング施設は?(複数回答可)
・海辺のグランピング・・・・ 228人(42.5%)
・湖畔のグランピング・・・・ 273人(50.9%)
・高原・里山のグランピング・ 263人(49.1%)
・川辺のグランピング・・・・ 150人(28%)
・温泉付きのグランピング・・ 321人(59.9%)
・都会のグランピング・・・・・ 54人(10.1%)

アンケートを実施した時期が7月であり「海辺のグランピング」が人気になるだろうと予測していましたが、結果は「温泉付きのグランピングが1位」となりました。
回答者の7割以上が女性だったことで、お風呂の優先順位が上がったと考えられます。
また「湖畔のグランピング」や「高原・里山のグランピング」も人気で、関東の富士五湖周辺や那須高原のグランピングを連想された方が多かったかもしれません。
自由記入では少数派ですが、「夜景がきれいに見えるグランピング」「ゴルフ場併設のグランピング」に行ってみたいとする声もありました。

 

グランピング開発に適したロケーション5つの視点

① 自然が感じられるロケーション

アンケート結果からもわかるように、自然を感じられるロケーションであることが必要です。いくら利便性がよくても「都会のグランピング」は10.1%の支持しかありませんので、湖、高原、海などの自然を想起させる立地が望ましいです。

② 温泉供給が可能なロケーション

アンケート調査の結果でも温泉付きグランピングの人気は高いです。
温泉供給については、源泉を掘削しろという話ではありません。
有名観光地の温泉旅館でも運び湯で温泉を賄っている施設は相当数あります。開発予定地の近隣に温泉を購入できる場所があるか、事前のチェックをおすすめします。

③ 人口密集地から片道2時間以内のロケーション

日本は自然が豊かな風土、辺鄙なところに行けば自然が豊富で、眺望も抜群な場所は数多くあります。
たまにグランピング施設の開業例で失敗を見かけるのは、東京や大阪、名古屋などの人口密集地から、200キロ~300キロ近く離れた場所に開業してしまうケースです。
その土地の自然的な魅力にひかれすぎるとビジネス的には失敗を招くことがあります。

④ 傾斜地や山林でなく、平坦な土地を選ぶ

土地の取得価額が安いため、傾斜のきつい土地で開発をしたいというご相談をうけるケースがあります。全てダメだというわけではありませんが、ウッドデッキや基礎工事は平坦な土地の数倍の費用になるケースが大半です。

⑤ インフラ整備のコストが読めるロケーションを選ぶ

特に問題になるのは水道です。上水の引き込み工事に注意が必要です。また、下水も海の近くなどでは漁協との調整が必要になったり、自然公園法の特別地域では排水ルールに厳しい規制がかけられているケースもありますので注意が必要です。
過去に建物が建築されていた場所で、現況は更地になっているようなロケーションは有望なことが多いです。逆に自然環境がよく眺望もよいのに未開発の土地には、何か開発されていない理由があるものです。注意してください。

 

コロナ禍で堅調なグランピング施設でもポイントをはずせば失敗する

2020年も各地でグランピング施設が開業しています。
ただ開業したグランピング施設のすべてが順調というわけではありません。
立地選定を誤ったグランピング施設や、インターネットでの集客戦略が不十分なグランピング施設は顧客認知も進まず大苦戦しています。
コロナウイルス禍により、3密をさける宿泊先の有力候補となったグランピング施設ですが、人気施設となるための条件から逸脱してしまうと事業成功は一挙に遠のいてしまいます。
ぜひ、参考にしてください。

 

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